下田青年会議所の魅力的なメンバーたちをご紹介!第3弾後編では、岡部 勇気が地元・下田市の魅力を語ります。
前編をまだご覧になっていない方は、そちらも併せてぜひお楽しみください。
※内容はインタビュー時点(2021.8)のもの
地元(下田)の良いところを教えてください
私は長野から下田に移ってきました。そんな身からすると過ごしやすい気候がとても魅力的に感じます。
特に夏が良いですね。長野の盆地は夏はものすごく蒸し暑いのですが、下田の夏は海風があってそこまで暑く感じません。
また、冬もそんなに寒くないのも良いですよね。雪が降らずに物足りなく思うこともありますが(笑)
地元のオススメスポットは?
ベタな答えかもしれませんが、やっぱり「海」を勧めたいです。釣りを始めとした海のレジャーを楽しむには最適の場所です。海無し県から来たからこそ、下田の海にはより一層魅了されているのだと思います。
また、特にお気に入りの場所は「竜宮窟」です。下田のパワースポットとして有名な場所で、上から覗くとハート型に見えるということでカップルの来訪客も多い場所ですね。私も時々仕事の合間などに立ち寄って、下に降りて波の音を聞きながら大自然の力を注入しています。そんなお気に入りの場所なので、下田青年会議所50周年記念誌を制作した際には、竜宮窟で理事長写真を撮影してもらいました。
地元の課題
少し閉鎖的なところがあり、民間主導のイベントが次に続かないことが課題ではないでしょうか。
吉佐美大浜で毎年9月に行われている「ビッグシャワー」というイベントがあります。露店やフラダンスなどで賑わうのですが、地元の協力が得られないのでやめようか、という話が挙がったことがありました。その他の各地域のイベントも、縮小されたり取りやめになっているケースがあると聞きます。外の人が押し寄せて混雑して嫌だとか、自分たちにお金が入ってくるわけではないし、といった意見があったと聞いています。
様々な立場や意見があることは重々承知していますが、下田にとって観光は重要な産業です。「みんなで地元を盛り上げよう」という気持ちで一致団結して、外の人たちを迎え入れていきたいですね。
地元をより良い場所にしていくために取り組みたいこと
この土地に住む人たち、特に子どもたちに対して「自分たちはこの地域に生かされている」という想いを持ってもらえるよう働きかけていきたいと考えています。
自分さえ良ければよいとなりがちな世の中ですが、人は一人で生きていくことはできません。様々な人とのご縁という支えがあるからこそ生きていくことができるのです。それは私が仕事をする上で常々感じていることであり、青年会議所の活動を通じて改めて教わったことでもあります。
自分の会社の従業員には「自分たちはこの地域に生かされているんだ。だから地域貢献をするのが当たり前なんだ」という話をよくしています。子供たちに事あるごとにそんな話を伝えています。
賀茂地域をより良い場所にしていくために取り組みたいこと
伊豆縦貫道が通ることは、賀茂地域にとって大変重要な出来事になります。この一大事をきっかけに、今後の賀茂地域をどのようにしていきたいか、世代や地域を越えての話し合いが進むことを期待しています。
自治体の枠を越えて活動する下田青年会議所は、それを主導していける数少ない団体の一つだと思います。私はもう卒業を迎えてしまいますが、来年以降の下田青年会議所の活動で、青少年育成やまちづくりへの取り組みが進んでいくよう、陰ながらバックアップしていけたらと考えています。