6月例会 地元でのパートナーシップの作り方

総務委員会の鈴木です。

2022年度6月例会が下田市中央公民館にて行われました。

「地域リーダーアカデミー」と第して開催する3ヶ月連続卓話も今回が最終回。

最後を飾るゲストは、伊豆半島全土を舞台に行われた日本初の観光型MaaSプロジェクトを立ち上げ、現在は合同会社うさぎ企画を起業して数々の地方創生プロジェクトに取り組んでいる森田 創(もりた そう)様です。

約1時間の講演会では、伊豆半島での観光型MaaSの取り組み内容のご紹介と、プロジェクトをすすめる中で気付いた様々な場面での「パートナーシップ構築」の要点を中心にお話を頂きました。

詳細を書くことは控えますが、華やかに見えるプロジェクトの裏で、実は地元業者との様々なバチバチが生じていたことを赤裸々に告白頂けたことは、伊豆の地で様々な活動に取り組む私たち下田青年会議所メンバーにも大変参考になる点が多くありました。

また、人口減少が避けられない地方社会において、MaaSのような基盤でデータを取得し、それを基に少ないリソースで社会を回していく取り組みにつなげていくという発想は、必要不可欠だとも感じました。

また、講演の最後に頂いた、これからのリーダーには『指導力ではなく始動力』が必要であるというメッセージがとても響いた様子で、終了後のアンケートでは

「まずはやってみる」
「身近な所から日頃の感謝をこめて率先して行動していく」
「できない言い訳をせずに新しいことにチャレンジしていく」

などの今後の行動につながる宣言も多数見られました。

森田講師は作家としても活躍されており、その著作である伊豆でのMaaSプロジェクトを綴ったビジネスドキュメンタリー「MaaS戦記 伊豆に未来の街を創る」に触れ、その熱量と活動スケールの大きさに感動したことが本企画のきっかけとなりました。

当初は森田様のようなビッグゲストによる講演会を下田で開催することが可能なのか、大変不透明な状態でした。しかしながら下田青年会議所OBの諸先輩方の様々なお力添えや、起業直後で大変ご多忙にも関わらず伊豆への深い愛をお持ちの森田様のご厚意に支えられて、会を実現することができました。また、今回に限らず4〜6月に開催されたすべての卓話が、様々な人たちの愛や期待の上に実現ができたものだと思っております。

私たちに寄せられた愛や期待に応えるには、それぞれの卓話をその場限りにすることなく、卓話で得た刺激や治験を、仕事や地域への活動における『行動』に反映させることが必須であると考えています。